「昔は細かったけど、やっぱり子供産んでからはね〜〜」
「やっぱり、子供産むと痩せないよね〜」
なんて、会話したり、聞いたりしたことがあると思います。産後はなぜか太りやすかったり、下半身にお肉がつきやすかったり・・・と悩みはつきません。
今回は、なぜ産後は太りやすいのかを説明していきます。
1.骨盤の歪み
妊娠中は妊娠ホルモンが分泌されます。これはリラキシンというホルモンで、骨盤や全身のじん帯を緩める働きがあり、お腹の中の赤ちゃんが大きくなるのに合わせて骨盤も開いていきます。
骨盤が歪み、開いたままの状態だと産後の太りの原因です。開いたままの骨盤のまわりに余分な脂肪がつきやすくなります。
2.食生活の乱れ
産後の母親は食生活の乱れが多くなりがちです。
授乳期間でもありますから、栄養のあるものを食べないといけませんから意識しすぎて食べ過ぎてしまったり、離乳食を作るのに時間がとられてしまって自分は菓子パン一つが昼食・・・子供の残した食事をつい食べてしまう。
などなど、食生活が乱れがちです。食生活が乱れれば太りやすくなるのは当たり前ですから、これも原因の一つと考えられます。
3.基礎代謝の低下
毎日通勤で駅まで歩いていたり、立ち仕事やレストランのスタッフのように歩きまわる仕事をしていたのに、育児などで運動する機会がへると基礎代謝も低下してしまいます。
基礎代謝が低下すると脂肪燃焼がうまくできなくなったりしますから太りやすかったり、お肌の調子も悪くなってしまうこともあります。
4.加齢
若いうちにお産している場合はあまり感じないかもしれませんが、近年の初産平均年齢は30.1歳です。
30歳になると女性の体はエストロゲンというホルモンが低下してきます。エストロゲンには脂肪燃焼を促進する働きもありますから、年齢的にも痩せにくくなる場合があります。
大きくわけて、この4つのポイントに分類することができます。
特に、重要視したいのは骨盤の歪みです。骨盤の歪みは上記のように開いた骨盤の周りに余分な脂肪分がつきやすくなる外に、血行が悪くなったり、内臓が下がってしまったり、と他にも様々な太りやすい原因となります。
自分で骨盤を元の位置に戻すトコちゃんベルトなどもありますし、ご主人や自分の母親に少しの時間、赤ちゃんを預けて整体などに通うのも方法です。
また、自己ケアしやすいのが食生活の乱れです。
母乳のために温野菜などを積極的にとったりと、つい産後ダイエットを考えずに母乳だけのために食事をとりがちですが、食物繊維の多い切り干し大根やごぼうなどの食事を取り入れ、ムリのないダイエットを少しずつはじめられるところから早いうちからはじめてみるようにしましょう。
酵素ドリンクや青汁なども取り入れても良いかもしれません。
産後太りは多くの女性が経験します。でも上手に回避することで、素敵なお母さんでいられますから、自分自身のためにも子供のためにも、努力してみましょう!